醤油らぁめん@ふじさき・江東区亀戸
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麺 ふじさき
江東区亀戸2-8-11 アドリーム亀戸
9月中旬のオープン以来まだ2か月しか経っていない新店だが、平日の11時半にお店に着くと12人もが待っているほどの人気ぶり。千葉県船橋市の「まるは」や「とものもと」で修業した方がこの度独立して開業したそうだ。どちらのお店も行ったことはないが、千葉を代表する実力店だそうで、そこで経験を積んだことから注目されているようだ。列に接続し待っているとフロア担当の店員さんが現れ、先に食券を購入した上で並ぶように指示された。お店に入ってすぐ右手にある券売機には塩らぁめんやつけめんといったボタンが用意されているが、この日時点では醤油らぁめん(1100円)とチャーシュー醤油らぁめん(1450円)のランプが灯っているだけだった。列が進みいよいよ入店となると、今度は券売機の横に店内待ち席が3席用意されていて、一旦そこに腰かけてカウンター席が空くのを待つことになる。そんなこんなで12時少し前にカウンター席に座ると、しばらくして配膳された。
麺はストレートの中細。お箸で持ち上げるとかなりしなやかな麺であることが分かる。麺肌は非常に滑らかなのでスルスルとすすることができるが、思いのほか長い麺なのですすり切るのは容易ではない。口に運んだ際はフワーッとした食感で軟らかいのかと思わせるが、噛むと実はしっかりとしたコシがあって歯応えも感じられる。かなりユニークな食感だが、麺そのものの美味しさよりもスープとの馴染みの良さを重視したように思う。お店に入ってすぐのところに立派な製麺室があるので自家製麺だろう。小麦の風味もしっかりと感じられる。スープは、麺をすするたびに醤油のよい香りが口中に広がる。鶏の旨味十分、ほどよいコクもあって中華そばの王道を行く味わい。塩加減も適度だ。ネット情報によると、名古屋コーチン、黒さつま鶏黒王、奥久慈シャモの3種類の鶏と水だけで出汁を引いているそうだ。チャーシューは肩ロースとモモの2種類。旨味の濃い肩ロースは薄めに、逆にやや淡泊なモモは5mmくらいと厚めにスライスしてあり、そういう考慮に好感が持てる。なお、モモは前述のように厚くスライスしてあるのにサクッと歯が入り、容易に噛み切ることができるのには驚いた。メンマはコリコリと強めの食感の上に特有の発酵臭もかなりしっかりと感じられるが、醤油が立つスープとの相性が良いのは不思議。その他には、薬味として木口切りの九条ネギが載るだけとシンプルだが、麺とスープを味わうにはこれだけで十分。
現在塩らぁめんを開発中とのこと。塩らぁめんが発売されたら再訪は必至だ。
・お気に入り度:〇+
Albums: 東京のラーメン・その3
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