豚と煮干しの濃厚中華蕎麦@麺処ほん田同門会・東京ラーメンフェスタ2022・世田谷区駒沢オリンピック公園
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麺処ほん田同門会@東京ラーメンフェスタ2022
世田谷区駒沢公園 駒沢オリンピック公園
現在はJR総武線秋葉原駅高架下にお店を構える麺処ほん田だが、2020年までの12年間は北区東十条にある現在の東十条店が本店だった。その「ほん田」の出身者がこのイベントのために一堂集まった「同門会」がラーメンを提供するという。今回は「ほん田」のOB店舗が16店舗集まり、厨房の担当店舗が日替わりで代わるという。いろいろ調べて、宍道湖しじみ中華蕎麦 琥珀@大田区雑色、陽はまたのぼる@足立区綾瀬、純麦(創業準備中で現時点では無店舗)の3店舗が担当するという日を選んで訪れた。11時40分にブース前に到着すると、人気店が担当するということもありやはり長蛇の列ができていた。それでも並び始めてから20分ほどでラーメンを受け取り、中央広場のブースが並ぶ側とは反対側にある飲食用テントに入った。なお、テントの外にもテーブル席が用意されているが、この日も快晴で日差しがきつかったのでテントに入った次第。
麺はやや太めのストレート中麺。モチッとした歯応えはあるものの、それ以外に目立つ点は見い出せず、どちらかといえばごく普通の出来。スープにマスキングされたのか小麦の風味も感じられない。煮干しラーメンといえば低加水でザクッ、パツッとした細麺を思い浮かべるし、醤油トンコツなら例えば家系や山岡家のようなモッチリとした中太麺といったイメージがある。その両者を足して2で割ったような感じで中途半端という印象を受けるし、それといった特徴がないのも何かなーと感じてしまう。スープは魚介醤油トンコツ。それほど煮干しが香る仕様ではなく抑え気味な反面、醤油トンコツは結構濃度が高くこってり感を覚える。チャーシューの上に載る明太子様の赤い物体は味変用の辛味で、豆板醤のような唐辛子系の調味料と刻みニンニクを合わせたもののように思えた。途中でスープに溶き込むと、正に予想通り辛ラーメンに変化。チャーシューはロースに近い部分の肩ロースのようで、ロースに近い分火を通すと硬さが出て少し歯応えがあるものの、旨味は濃くて美味。それが2枚は嬉しい。メンマは一見普通に見えるが、ジャキジャキと思いのほかしっかりとした食感で、特有の発酵臭もちゃんと感じられメンマの王道をいく感じがしたが、こう思うのは自分だけだろうか。刻みタマネギと木口切りの葉ネギはこのスープにはピッタリの薬味で、期待通りの役割を果たしていた。
ネットにアップされた別の日のこちらの画像を見ると、スープの色や油浮きの具合、チャーシューの肉感、辛味の形状等に違いが有り、やはり担当店主さんの個性が出ているようだった。イベント上の制約のためかもしれないが、麺があまりにも普通過ぎた点は残念だが、それ以外はさすがは「実力店主達」と思える一杯だった。
・お気に入り度:〇
Albums: 東京のラーメン・その3
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