冷やし葱そば+葱大盛@鶏舎・目黒区池尻大橋
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中国料理 鶏舎(ちいしゃ):目黒区青葉台3-9-9
先日、西永福の煮干箱@杉並区西永福で頂いた煮干冷やし葱そば(http://photozou.jp/photo/show/3181738/270077495)の手本となったメニューを食べに訪れた。平日の11時20分にお店に着くと、なんと、既に15人は店頭に並んでいる。定刻どおりなら5分前にお店は開いたばかりのはずなのに。真夏の太陽が照り付ける中、今日は風も弱く、順番待ちでじっと立っているだけで汗が噴き出てくる。30分余りでようやく店内に入ることができたが、3席あるウェイティング用の椅子に一旦腰かけて再び待つ。コロナ対策で入口の引き戸は開けっ放しでも、冷房が効いた店内で座って待てるのは超嬉しい。5分ほどで順番が来てカウンター席に移動。メニューはいかにも町中華といった品揃えで、各種麺類を中心にご飯ものや一品料理など、ちょっと飲みながら食べるためのものは一通り揃っている。そんな中、ランチタイムなので、ごく一部の例外を除いてほぼ全ての人が冷やし葱そばを頼んでいる。1000円。このメニューのオプションは大盛+200円、葱大盛+200円、スープ+50円とシンプル。なお、オーダーは、店頭に並んでいる間におばちゃん従業員が人数の確認とともに注文を取ってくれたので、客はおばちゃんの指示どおりに店内の席に座れば、しばらくして自動的に配膳されるというシステム。なお、会計は、退店時にレジで支払う。
丼というよりも口径の広い鉢に盛られて登場した一杯は、底にタレが張ってあり、その上に茹でて冷水で締めた麺、そしてシャキシャキのネギが載っており、ネギの上からはネギ油っぽい香味油がたっぷりとかけられている。またサイドには、冷やし中華のように千切りのキュウリと同じく千切りのチャーシューが添えられている。底のタレが麺に行き渡るように軽く混ぜて食べ始める。まず麺について。緩く縮れた中細麺で、気持ち軟らかめに茹でた後流水でぬめりを落とし、さらに冷水で締めてある。キンキンに冷えているわけではないが、軽くプルンとした弾力もあって弱めのプルッ、シコッとした食感が続く。町中華として考えると御の字の食感だ。ネット情報によると菅野製麺所の特注麺とのこと。タレは、想像だが、鶏ガラスープをベースに塩と少量の醤油で味を調えているようだ。また、麺をすするとタレと同時にゴマ油の香りが運ばれてくるので、少量加えられているようだ。加えて、気のせいかもしれないが、わずかに酸味があるように思える。次にネギは、出来る限り薄く斜め切りした後、水にさらして特有の辛みを抜くとともにシャキッ、パリッとしたみずみずしさが取り戻してある。風味のよいネギ油と一緒になることによって、ラーショのネギのように具材の主役になっている。また、辛味があることが分かる程度に豆板醤を加えてあり、この辛味がタレと香味油の味のポイントで食欲をそそる。千切りのチャーシューは軟らかく、旨味も十分だがこの一杯ではもはや添え物。途中で少し刺激が欲しくなったので、卓上の餃子用3点セット調味料の中からラー油を選んで控えめに回しかけた。すると、狙い通り適度な辛味が加わって、萎えかけていた食欲を元に戻した。
+50円で頼んだスープは配膳前に提供されたので、半分は食前に頂いて胃を温め、残った半分は冷めてしまってはいたが、口中をさっぱりとさせるために食後に飲み切った。麺量は意外にも220g程度はあるように思え、食べ終えるとそれなりに満腹中枢が満たされていた。
・お気に入り度:〇+
Albums: 東京のラーメン・その3
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