中華そば・こってり+味付玉子@琴の・鶴岡市
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中華そば 琴の(こんの)
鶴岡市羽黒町黒瀬黒瀬202
山形県内では屈指の超人気店 琴平荘@鶴岡市三瀬で修業し、昨年6月に独立してオープンさせたお店。まだあまり知られていないのか、土曜日の開店直後に訪れたら空席があり、行列ができることもなかった。メニューは中華そばとチャーシュー麺の2種類のみと極めてシンプルで、それも麺量200gの並盛相当だけで、足りない場合は替玉という中華そばでは珍しいシステム。中華そばを頼んだら、あっさりかこってりのどちらにするか問われた。違いを確認すると、ノーマルなのはあっさりで、こってりにすると油が浮くとのことだったので後者にした。
麺は幅が3mmほどでウェーブが付いた平打ち。ラーメン本によると京都の「麺屋 棣鄂」の麺とのこと。ほどよい噛み応えでシコッとしたコシも感じられる食感のよい麺だが、気になるのは伸びるのが早めであること。モチモチ感は現れず噛み応えが徐々に弱くなるだけなので、食感の変化と前向きに捉えることもできる。スープは鶏と豚がメインであることは分かるが、すっきりとはしているものの複雑な旨味が感じられる。また、まろやかで控えめな醤油風味も味のアクセントになっている。これまたラー本によると、カタクチとウルメ以外に焼きアゴも使っているとのこと。こってりにしたので表層にラードが浮くがしつこさとは無縁で、ほどよいコクが楽しめる。チャーシューは大きめのバラ肉が2枚とたっぷりで嬉しい。味付けは薄味で、肉の旨味と脂身の甘さが堪能でき美味しい。追加トッピングした味玉は、しょっぱくはないものの黄身まで味付けが十分に染みていて麺やスープとのバランスもよく、頼む価値は十分にあると思った。メンマは極めて軟らかく、ゴマ油の風味があることが分かる味付けになっていて、これはちょっと珍しいタイプではないか。
スープを飲みきりたい衝動に駆られたが自制して退店した。これで650円+100円は極めてリーズナブル。
・お気に入り度:○+
Albums: 福島のラーメン・その2
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