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【To You, "Melancholia”】

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写真: 【To You,  "Melancholia”】

写真: 【2014.07.24-27: 2014 鈴鹿8時間耐久ロードレース】 写真: 【旅】

逢魔が時と夜闇の帳、
生死の境を分かつかの
陽光無き世に降りしきる
冷たく篠付く雨の中。

君は今も灰燼塗れの路地裏に独り濡ち
誰にも気取られ看取られぬ儘、
其の鮮やかなる笑みは白く彩褪せ
雨に溶け、やがて闇夜に流れ...

去り逝く刹那の砂と共に
強き瞳の力を雨に奪われ、
其の最期の時を迎えても
彼の時と同じ様に、君は。

きっと僕を捜し、瞳に映す奇跡を裡に。
祈り信じ、時を耐え忍び
雨に打たれ、其処で待っているのだろう。


万策尽き果てた今、其の心を想うと
希み無き空はぼやけ、
褪せし世界は歪み崩れ。
遥か彼方に閉じ込めたる筈の
封印せし夥しき”光”は。


嘗て僕は君に言ったね、
『放たれた光が眩い程、襲う闇もまた深くなる』と。
其れを最も恐れていると。

果たして幸いなるかな。
今の君の瞳には届かぬ、
”予言者"の如き、惨めなる僕の姿…


君の為に焦燥感に苛まれる幾夜が、
繋がれた糸が遂に解ける闇夜が。

君との悲しい別れの時が。

今になって再び来ようとは
思いもしなかったんだ。


生と死の境を分かつかの
篠付く雨に打たれる可きは、僕だ。

【To You, "Melancholia”】

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